求職者の皆様へ
指南書【初めての転職】
・まず、転職する目的(転職で実現したいことや成し遂げたいこと)を明確にしましょう。
それが不明確な場合は本当に転職すべきかどうか、転職するタイミングは今なのかどうかを慎重に考えてみてください。目的がない転職は後悔につながることもあります。
例えば「今の仕事がつまらない」、「人間関係に問題がある」、「就業条件が厳しくてモチベーションが保てない」などは確かに転職を考える大きなきっかけとなります。
しかし、このような理由だけで転職すれば、次の職場で同じようなことが起きたらまた辞めるのでしょうか。
また、転職活動において現職(前職)の不平不満を理由にすることは、採用側にとって印象の良いものではありません。
そこで、きっかけを目的に言い換えてみましょう。
「今の仕事がつまらない」⇒「これまでの経験を新たな事業に活かしたい」、「チャレンジを続ける企業に貢献したい」 など
「人間関係に問題がある」⇒「チームとして同じ目標に向かう環境で働きたい」、「持ち前のコミュニケーション能力を活かしたい」 など
「就業条件が厳しくてモチベーションが保てない」⇒「職場環境の改善に積極的に取り組む企業で働きたい」、「長く働ける環境の整った会社で働きたい」 など
・「やりたいこと」と「できること」を明確にしましょう。
何をやりたいのかを明確にするとともに、現職(前職)における業務内容と成果・実績を書き出してご自身の仕事の棚卸をしましょう。
「わざわざ書き出すようなことはしていない・・・」と思っても、文章にすることでこれまで何をしてきたかを改めて整理することができ、新たな気づきが生まれることもあります。
注意すべき点は業務内容だけにとどめるのではなく、そこからの成果・実績を明記することです。数値化できるものは数値化しましょう。
それらをまとめたものが職務経歴書となります。
採用側はどんな業務をしてきたかよりも、それによりどんな成果・実績をあげたかに着目することが少なくありません。そしてその業務内容と成果・実績が自社にどう活かせるのかを考察するのです。
現職(前職)の経験から得たスキルが、今後やりたいことにどう結びつくのかを自分自身で冷静かつ客観的に見つめることが大切です。
・市場調査をしつつ、希望条件を固めましょう。
転職サイトや企業のホームページ、OBやOGの話などから、どのような業界でどのような職種があるのかを調べましょう。
その際に仕事内容や年収、どのような経験や資格が必要かなどをチェックしつつ、ご自身の希望条件を固めていくと良いでしょう。
気になる求人があればリスト化して、その企業で自分は何をしたいのか、何ができるのかを考えてください。
※初めての転職は慎重に!
転職対策フロー
- やりたいこととできることの明確化
- 業界・職種・仕事内容に関する調査・研究
- 本当に転職したいのか、また、転職の時期について再検討
- 求人情報を収集及びチェック
- 応募書類作成(履歴書と職務経歴書)
- 面接対策・準備