転職ケーススタディ
”転職ケーススタディ”
- 経験業界:
- 病院・クリニック
- 経験職種:
- 臨床医・非常勤産業医
専属産業医(大手メーカー)
Sさん(男性:43歳)
これまで大学病院を中心に様々な医療機関で臨床医として15年以上ご勤務されていました。
病院において生活習慣病の重症化された患者の対応をされてきた中で、働き世代の健康予防の必要性を強く感じ、産業医として企業の従業員の健康予防に携わりたいとの思いから、産業医研修を受けました。
産業医の認定取得後は、病院での勤務と並行して、企業の嘱託産業医として月間2~3日の事業所の訪問の際に従業員との面談や健康管理、安全衛生委員会の参加などの産業医活動をしていました。面談の際は社員の話に熱心に耳を傾け、親身に相談に乗っており、休職・復職の面談時には、人事や所属部署の上司とも密にコミュニケーションを取りながら、企業と社員のバランスを意識して対応していた事から、社員からも企業からも信頼も厚くなっていきました。また、事業所の健康課題に対する提案など健康経営にも取り組まれておりました。
約2年間の嘱託産業医にて非常にやりがいを感じ、今後は産業医として企業の産業保健や健康経営に貢献したいとの思いが強くなり、常勤産業医への転職活動を始められました。
今回ご応募した企業様は、社員数が増加に伴い初めて専属産業医を募集されており、若い社員も多い職場環境の為、専属産業医のご経験者を求めていましたが、専属産業医としての経験はありませんでしたが、臨床現場での豊富なご経験と健康経営への熱意、また非常に穏やかなお人柄と相手の話を丁寧に聞く傾聴力やコミュニケーション力をご評価され、採用となりました。
現在は、産業医業務に加え、人事部門と連携して健康経営の中期的方針の策定に取り組んでいらっしゃいます。
成功のポイント
- 産業医として企業や社員の状況を考えながら対応するバランス意識
- 社員や人事との信頼を勝ち取る傾聴力、コミュニケーション力、ヒューマンスキル
- 健康経営を通して企業や社員の健康に貢献したいという熱意